仙北街道

引沼道 昔ここに沼があった。ある晴れた日、沼のほとりに一人の竹の子とりが大木の下でやすんでいると一天にわかに暗くなった。竹の子とりはなんとなく眠気がさしウトウト。突然沼の中から一匹のくもが現れ、波の上を渡って彼に近づき、手足に糸を絡み付けた。彼は目をさまし驚き、糸をはずして木の根に引っ掛けた。それとも知らぬ大ぐもは沼の中に入り恐るべき力で糸を引いた。木は見る間に沼の中に没した。大くもはだまされたと知り、大いに怒り沼の水は忽ち引いて荒沼となった。以上が「引き沼」の由来である。
仙人

引沼道

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