8月26日(日)、平成30年度歴史の道「仙北道現地踏査」が行われました。午前6時、まるごと自然館で出発式を終えた後、車に乗り込み出発点の豊ヶ沢林道終点「姥懐」まで向かいます。
姥懐では、今回の踏査がとにかく無事に終わりますようにと・・・当村仙北道を考える会、佐々木顧問に合わせ二拍二礼一拍で安全祈願。今日を迎えるまで台風19号、20号が心配され、当日も雨が心配されていました。
午前7時、いざ出発
午前8時頃、丈のくら。去年のように晴れているときとは、違った風景ですが、参加者たちはとてもいい笑顔です。
今回の踏査隊は31名。村内外、他県からも多くの方に参加いただき、5班編成で列の長さもこ~んなに長くなりました。遠くは、愛知県、神奈川県から参加してくださった方もいます。
リョウブ
午前10時頃、柏峠到着と同時に心配されていた雨が落ちてきました。山神へ向かってここを下れば、あとは引き返すことなく進むのみ。雨具を着て、進む選択をし踏査開始です。
ムラサキアブラシメジモドキ。今、旬の金農カラーの綺麗なきのこでした。
午前10時頃、山神。今後の安全を祈ります。ここまでは、だいたい予定通りの時間で進み
粟畑を過ぎると、笹やぶを通り、胆沢川の支流小出川超えを目指します。
午前11時15分 中山小屋(お助け小屋)は秋田と岩手の荷物の取り替え場所とされていました。
だいたい正午、小出川超え。柏峠から雨に降られていましたが思ったよりも増水しておらず、無事超えることができました。
この時点で去年よりも遅れての到着となり、お昼も20分ほど。12時20分には再度、歩き始めとなりました。
ウスヒラタケ
いくつかの沢も雨の影響もあまりなく無事超え、栃川落合に午後1時20分頃。
ソバナ ヌキウチ
ツナギ沢で午後2時20分、予定よりも50分ほどの遅れ
アキノキリコソウ
仙北道と大寒沢林道の分岐を過ぎ、最終の下り坂。林道終点
を目指します。
午後4時22分踏査終了。雨の影響等もあり予定よりは大幅に遅れたものの、全員無事踏破!!雨の中の仙北道はいかがだったでしょうか?天気の良い日とはまた違った幻想的なブナ林、上からは木の葉に落ちる雨の音、足元からはカサコソカサコソと木の葉が敷き詰めた古道を踏みしめる音と様々な音も聞くことができました。携帯も圏外のため、遅れたことによりお出迎えの皆さんにはご心配をおかけしました。参加者の皆さん、お見送りお出迎えの皆さん、運転手さん本当にありがとうございました。
踏査終了後は、やまゆり温泉「ホテルブラン」で慰労交流会が行われ、大いに盛り上がりました。
※踏査のおとも
ごぼ葉餅とトマトとしおり。ごぼ葉餅は、踏査中に力がなくなってきたな~と思ったときに食べると力がでる力餅として持って行きます。しおりに時間等の記録をしていましたが雨で消えてしまいました。うちに帰って、雨で濡れた服があまりに重かったので量ってみたら2.1kgもありました。