よでこ

 「早苗振り(さなぶり)」とは、田の神を意味する「さ」(田をさと言う)と、田植えを見届けた神が天に昇る事を意味する「のぼり」を合わせて、「さのぼり」と言う言葉がなまって「早苗振り」と言われています。しかも、私たちの地方では「早苗振り」とは言わず「よでこ」と言い、予定通り出来た意味と田植え作業を終え、慰労と秋の収穫を祈願するため手伝ってくださった皆さんと祝う行事として行われたものです。
 6月9日(日)、東成瀬小学校5年生を対象にこの年中行事の再現が行われました。今年、田植えの経験をした5年生にふさわしい行事となりました。
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 田の神様に「きなこまま、小豆汁、煮物(大根、フキ、ニシン、チクワ)」を供え、大根の燭台にろうそくを灯し、当日は全校PTAということもあり、親子で秋の豊作を祈願しました。

 きなこまんま・・・黄金色の「きなこ」を米に見立てて「豊作」になりますようにと願いがこめられています。
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 お供えされた料理をみんなで試食しました。ホオノキの葉をお皿代わりに使うのは、香ばしく、やわらかくて包みやすく、殺菌作用があるとされているからです。 
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